+傷ある者へ+
深く 泥に深く潜り、身をかくす
己の罪に身を切り裂きながら、苦しみ、もがく
終点に着けども消えない あの目は
いつも己を縛る
もう……いいでしょ?
助けを求め、罪を晴らすため
何かにおびえて……
また切り裂く。
裂いて、裂いて裂いて………
小さくなってもまだ裂いて いっそ消えてしまいたい。
でもあの目は消えない 己が……
己が自分の罪を理解しても消えることが無い
もうしない もう絶対にしないから だから―――――
許される?許してくれる?この罪を。
もう希望もない。真っ暗の中。暗闇の中で何かがうごめいているのを感じながら縛られてる
こんなに苦しいのに救われない?
もう十分じゃないの?世界の全てが己のせい?全てが悪いの?
消えない
その存在を否定して、
なかったことにしたい
何のために生き
誰のために生き
何をしているのかもわからない
……ただ消えさりたい
その罪の意味がわかるから
消え去りたい こんな命消えちまえ
もとから無かった存在なのだから……